S.V.作品のフィギュアタイプに特化した作り方です。
位置関係や形状の把握のため、PDO形式のファイル(Pepakura Designer File)使用が前提となります。
Youtube動画は、PDOファイルでは確認できない組立順番と補足説明があります。
一部簡単なものを除き、PDFなどの型紙画像ファイルだけでの組立は困難です。
ペパクラデザイナー(Pepakura Designer)
<ペパクラデザイナーDownload>
PDO形式のファイルを開くには、ペパクラデザイナー(無料)とWindowsPCが必要です。
ペパクラデザイナーはパーツの位置確認と印刷、PDF形式へ出力もできます。
64Bit版Windows10がまともに動くPCならロースペックでもストレスなく閲覧できます。
ペパクラデザイナー5
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旧バージョン(32Bit)
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<パーツ位置の確認>

ペパクラビュワー(ペパクラデザイナー)を使用した3Dモデル上のパーツ位置や接続先の確認方法です。
位置や形状、接続先などを3Dモデルを見ながら確認できるため、パーツに番号を振った説明図などは省略しています。
初心者の方ほどPDOファイルを使用した確認が必要です。
<アニメーション機能>
ペパクラビュワー(ペパクラデザイナー)のアニメーション機能で3D形状の確認が出来ます。
S.V.作品の作り方
<組立の流れ>
・印刷
・折りスジを入れる
・カット
・動画で組立順番確認
・PDOファイルで位置や形状の確認
・組立
<印刷方法>
PNGファイルで提供されている画像は余白が無い状態のため、設定可能ならば上下左右6mmの余白設定で仕上がり寸法に近くなります。
PDFファイルは余白が含まれた状態です。
ボケた感じの画像のみのページは対応したページの裏面です。

動画要約
・薄手の紙を使う。
・切り取り線はなるべく薄く印刷する。
・PDF形式へ出力する方法。
・裏面印刷の方法。
<ペパクラビュワー(ペパクラデザイナー)を使用した印刷の設定例>
型紙がPDOファイルで提供されている場合、線を薄く印刷することによりつなぎ目が若干目立たなくなります。

・線の濃さを”のりしろの切り取り線”がギリギリ見えるぐらいで調整。
・ビットマップ部の解像度は”最高解像度”(Very High)。
<作り方の基本>
キヤノンCreative Park 様
https://creativepark.canon/event/howtomake/jp/
切る、折る、貼るなど、基本的なペーパークラフトの作り方が動画でわかりやすく学べます。
<その他テクニック>

動画要約
・白い断面が印刷面で隠れるように斜めにカットする。
・スジを入れて折りやすくする。
・接着剤はのりしろでは無く接着先に塗布する。
・筒状パーツの接着方法。
<つなぎ目の処理方法>
つなぎ目を目立たなくするポイント
・紙の白い断面を隠す。
・段差を少なくして影が出ないようにする。
・切断面の塗装(上級者)
難しいと感じたら
・紙を薄手の物や普通紙に変える。
・難しい箇所の折りスジを多めにいれる。
・動画の順番で組立てる。
・PDOファイルで位置、形状、接続先を確認する。
・紙はそのままで拡大印刷を試す。
【設計者向け】ペパクラデザイナーを使用した型紙作成
デジタルペーパークラフトの型紙作成には3Dモデリングの知識と、ペパクラデザイナーが必要です。
S.V.は、3DモデリングにXISMO2、テクスチャー作成にInkscapeとKritaを使用しています。
<3Dモデリング>
ペパクラデザイナーの推奨モデリングソフトはmetasequoiaでそのまま読み込むことが可能です。
XISMO2の場合はOBJ形式で出力しています。
BlenderでOBJ出力した場合、mtlファイル内のテクスチャーパス編集が必要なようです。
<テクスチャー作成>
ラスタ形式(Photoshopなど)、ベクタ形式(Illustratorなど)など、自分に合った物を使用しましょう。
ベクタ形式のInkscapeはポリゴンに合わせて位置修正するのに適していますが、アニメ調の作品以外には向いていません。
<ペパクラデザイナー>
デジタルペーパークラフトの展開では実質必須ソフトです。
32Bit版
metasequoia4無償版付属
ペパクラデザイナー5(64Bit版)ライセンスキー購入
キーを入力しないとファイルの保存が出来ません。
ペパクラデザイナー4のライセンスキーを使用できますので所持している場合は購入不要です。
<ペパクラデザイナーでの展開作業例>

動画要約
・展開する前に切開する辺をある程度指定する。
・のりしろの大きさを一括で統一。
・パーツ形状の編集と配置。
・”のりしろ”の大きさや角度の調整。
・線の編集。